お金の本質というテーマはどのビジネス書でも語られる事です。
ただ本質という言葉も曖昧な定義なので、本質という言葉だけを聞くと嫌気がさしてしまう人も多いのではないでしょうか?
今回の新世界に書かれている内容を理解すればお金について一段階グッと深く理解出来るようになり、売上アップに繋げられるヒントが書かれています。
【書評】新世界を読んでわかるたった1つのお金の本質
新世界にて定義されているお金とは「信頼を数値化したもの」と定義されています。
つまり、この書籍にて伝えたい事はお金を稼ぎたいならば信頼を稼ぎなさいというメッセージだと思います。
新世界の中ではクラウドファンディングを例にして説明されているので、物凄く分かりやすいですし、本質に気付きやすいと思います。
人がお金を支払う時はどういう時?何故お土産は買うの?必要なものを人は買い物するのか?全ての話が繋がってきます。
新世界の評価
お金を稼ぎたいならば信頼を稼ぎなさいという言葉はかなり的を得ていて、今の時代にもマッチしている事から本書籍は高評価です。
著者さんも非常に先見の目が良く戦略家なので、彼の動向を追う事はベターな選択肢だと思います。
我々の考え方の起点としてお金を基軸に考えてしまいがちにもなりますが、本作の中で「お金がないのにお金に困っていない」というエピソードは考え方や視点を柔軟にしてくれるでしょう。
メタファーとしてクラウドファンディングが使われていますが、ビジネスでの売上アップや給与においてもお金をもらうという観点では同じ理屈が通ると思うし、各々の状況に合わせて置換する事で実用性は高いと思います。
今の時代は「換金装置」は揃っているという言葉のチョイスもかなり的を得ているし、信用稼ぎという視点と話の辻褄もベストマッチしている。
例えば、最近流行りのココナラというプラットホームがあります。
今まで経験してきたスキルや体験を販売する事が可能ですが、いわば、ココナラは体験やスキルを換金できる装置なわけです。
つまり、ココナラというプラットホームそのものが収益性をもたらすのではないという点、そして、プラットホームにスキルや体験を通して、ようやく換金が可能であると。
この本意を知る事が出来れば、かなり結果を得やすくなりますし、間違った方向に進むのを防ぐ事ができます。
新世界の要点整理
- お金は信用を数値化したものである
- お金よりも信用を稼げ
- 溜めた信用を換金する装置は揃っている
お金を信用という観点から分かりやすい解説をされているのはこの書籍くらいでしょう。
時代にあったクラウドファンディングというプラットホームをメタファーとして使われている点も良いです。
今後の時代は商品やサービスが溢れ、消費行動も抑えられる事から、お金稼ぎを軸に物事を考えると失敗しやすいでしょう。
つまり、お金を稼ぐ装置が揃っているのではなく、あくまで換金装置である。
これを踏まえて信用について理解を深めると一段とレベルアップを目指せるので、オススメの一冊となるでしょう。
あなたが信頼を積み上げるべき行動と人は誰なのか?そんな事を考えながら人生の目的に照らし合わせ行動選択を出来るようにしましょう。