起業を開始した段階でのお金の問題というのは誰もが抱える問題の1つになります。
前回も記事のテーマに書かせてもらった起業一年目の教科書に続き、お金編としてお金に特化した考え方がまとめられているので、少し読み解いていきます。
【書評】お金の起業一年目の教科書はどうなの?
起業するにおいてボトルネックの1つになるのが「お金がない」という問題だと思います。
お金があるだけで選択肢は広がり精神的な安定をもたらす事は間違いないですし、実際にやれる事がかなり増えていきます。
労力や時間をかけていたものをお金を使うことによって、カバーすることもでき、スピード感を持ってビジネスを育てる事が可能になります。
しかし、お金がないからこそ現状を何とか変えていきたいと考えるのもまた事実だと思います。
お金がないからこそ、お金の問題に直面しているからこそ、お金が欲しいと考えていると思うし、困っている今だからこそ、お金を得たいのだと思います。
この様に紐解いていくと、お金がない時にこそ、どの様に立ち回っていくのか?が大切な考え方であり、大切な要素になってきます。
お金がないからと言ってできる事はないのか?と問われればそうではないし、その選択肢を与えてくれるのが本書です。
【書評】お金の起業一年目の教科書の評価
お金がないのであれば、ないなりの行動ができる。
この視点は個人的には好きな考え方です。
結局、成功出来る人は自分の置かれている現状の状態で出来ることをしっかりとやる人だと思います。
特に最近はインターネットの発達により、無料でもかなり広範囲の活動をカバーする事が出来ますし、極論を言えば調べごとをしたり、調査をする事はお金がなくても出来る事なのです。
今出来ることをやらない人は仮にお金を持っていても成功出来ないと言うのが著者さんの一番のメッセージだと考えます。
最近は私もお金に対するリテラシーを高める事に敏感になっていて、色んな情報を入れていますが、本書籍に関しては初心者向けでありながらも、実用性を重視されているように思います。
また、お金と労働、時間など様々な価値判断のケースも紹介されていて、お金という抽象概念を少し具体化出来ると思います。
また、多くの人がお金という概念に振り回され、固執しすぎているという事も理解できるでしょう。
【書評】お金の起業一年目の教科書の要点整理
- お金と起業についての考え方を整理できる
- お金がなくても出来る事はたくさんある
- 今出来る事をやらない人はお金があっても成功は出来ない
- お金と様々な価値に対する考え方
タイトルにある様に起業一年目の人に向けてのメッセージなので、初心者にとっても取っ掛かりやすい内容です。
これまでにも書きましたが一番のメッセージは「お金がなくても出来る事はたくさんある」この視点を持つ事にあると思います。
起業とお金は密に関わる事なので必ずついてくる問題ではありますが、本書の内容を理解しておく事で、視点が柔軟になり、自分の現状に合わせた臨機応変な対処が出来るようになるでしょう。
簡単に言ってしまえば、お金を増やすという行為は難しい事ではなく、支出よりも収入をいかに増やせるか?という部分だけです。
むしろ、それさえ改善できれば物理的にお金は増えていく仕組みになっています。
そんな中で、多くの人がお金に困ってしまうのは、お金の使い方による選択ミスだと思います。
もしくはお金を使う順番とそれを徹底的度合いで実行に移せていないという点だけです。
我々の持つリソースは、限られている訳ですから、その中でどうやりくりを行うか?その選択のチョイスの結果が今なのです。
その視点で本書を読み解いていくと、良い発見がありますし、変わるきっかけを掴めると思います。