本との日々

本好きな運営者がオススメのビジネス書を読んで個人的に得たことを気ままに書いていくブログです。 ビジネス書と言っても特定の分野やジャンルに縛られる事なくマインドセットから具体的なノウハウ、さらに使い勝手の良いフレームワーク、また従業員としてのキャリアアップなど、ビジネスや従業員問わず、仕事として一括りにレベルアップに役立つ書籍を好んで記事にしています。 また評価のポイントとして、本質を捉えている事や個人でも仕事に活かせやすい内容であるという実用性を考慮しながら運営者個人の独断での判断にて評価しています。

人に嫌われるとビジネスで成功する?

 

あなたは人から好かれたいですか?それとも嫌われたいですか?どちらでしょう。

もちろん、好かれたいを選ぶと思います。

では、これならどうでしょう?

あなたが本当にやりたい事を選ぶか人に好かれる事を選択するとしたらどちらを選びますか?それに自分の道を選択したとしたら多くの人に嫌われてしまう事を条件にです。

ここまで来ると本当にやりたい事を渋ってしまうのではないでしょうか?

特にこのご時世なので、やりたい事と必要な事が切っても切り離せない事も多いでしょう。

人の顔色をうかがったり、周りとの同調を意識しなければいけない場面も多いと思います。

 

そんな時にどういうマインドセットで対応していくべきなのか?それを今回紹介する書籍では知ることができます。

 

「嫌われる勇気」なんとも斬新さのあるキャッチタイトルですが、一言で言うなら対人コミュニケーションに対する考え方が書かれた本になります。

非常に大切な考え方であり、ビジネスでも有効に使える内容だと思いましたので書評してみます。

 

【書評】嫌われる勇気の内容をビジネスで使うには?

ビジネスも対人に対して行うもので、対人コミュニケーションは避けて通れません。

特に個人でビジネスをする場合、思い切ってセールスが出来ないと言った悩みが非常に多いです。

この問題の解決策こそが「嫌われる勇気を持つ」という事なのです。

残念ながら、我々はすべての人に好かれる事もすべての人を満足させる事は出来ません。

なぜならすべての人に向けての発信は誰にも刺さらない発信になるからです。

恋愛で例えるなら特定の1人に対して好意を伝えるのと全異性に対して好意を伝えるのとでは発言の重みが違いますよね?ビジネスでも同じで特定の人に向けて発信を心掛ける必要があり、特定の人に発信を向けるという事は発信の対象外の人を決めるという事と同意なのです。

また、人に嫌われるという事は必然であり、全員に好かれる必要性がない事を理解出来れば、それだけでコミュニケーションの壁が緩和されます

 

【書評】嫌われる勇気の要点整理

  • 嫌われる勇気を持つ事は大切
  • 対人コミュニケーションの問題は誰にでもどこでも生じてくる
  • 人に好かれるという事は特定の誰かに嫌われる事もである
  • 他人は変えられない
  • 自分に視点を向けて自分を変える努力をする

嫌われる勇気の内容では、自ら率先して相手に嫌われなさいという意味ではなく、問題を主体的に持ち、自分の課題に集中するべきであるという意味になります。

その為、変に相手の土俵に入り込む事も相手をこちらの土俵に引きずり込む必要性もなくなり、対人トラブルを大きく減少させる事に役立つと。

 

特に世の中の常識の中で生きてきた人や社会の中で揉まれてきた人にとっては、出来るだけ安パイにその状況を乗り切ろうと考える人が多いです。

 

しかし、それは対処療法に過ぎず、根本的な問題解決にはなりません。

 

従って、誰に気に入られる事が結果として大きな恩恵を受かられるのか?その1つの指標として「嫌われる」という尺度で物差しを図るという考え方は非常に面白いと思います。

 

多くの人が嫌われたくないという心理が働くが為に無難な道を選択しがちになります。

 

嫌われない行動と言うのは自分にも相手にも負荷がかからない分、誰からも注目されず、その他大勢の中に埋もれやすい選択でもあります。

 

もちろん、あなたがどこを目指すのか?その目的によって、その都度選んでいく選択肢や正解も変化すると思いますが、1つの尺度としてこの考え方は覚えていて欲しいです。

 

ぜひ、大切な考え方を学べますので、手に取ってみてください。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え