戦略って聞くと曖昧な抽象概念ではありますが、あなたはあなたなりの具体的な定義は持っていますでしょうか?特に個人ベースでいくのであれば、リソースを配分な事が戦略だと私は捉えていますが、その戦略において世界最高峰で実践しているのが今や知らない人はいない程の世界的な企業になっているAmazonだと思います。
単純にこのAmazonが世界に与える影響やAmazonの凄さ、戦略が描かれている一冊になりますが、そこから大切な戦略を読み取っていく事ができますし、我々のような個人にとって上手く扱えないか?
その辺りを考えてみたいと思います。
【書評】amazon 世界最先端、最高の戦略を個人に生かす方法は?
Amazonほどの大企業となると個人的リソースが違いすぎて、なかなか真似出来ない部分も多いと思います。
Amazonを例題に上げる事で戦略的には分かりやすく話としては面白いですが、いかんせん大企業ならではの戦略である部分の要素も多いと思います。
ただ、個人であっても考え方の部分や本質的な話は非常にタメになりいち経営者としての視点を取り入れるには良い書籍になると思います。
また、Amazonの戦略に基づく事で明確なメタファーとなり、理解が深めやすいのが良い点だと思います。
以下に要点をまとめておくので、個人でも使える俯瞰的な視点を確認しておきましょう。
【書評】amazon 世界最先端、最高の戦略の要点整理
- 長期的な視点で戦略を組む必要性がある
- 今後、発展する市場やトレンドに乗る事が大切である
- キャッシュフローの良いビジネスモデルを考える事
- 戦略はリソース配分の事であり、身の丈にあった戦略を組む
- 競合には見えない強みを所持する
- 縦展開と横展開をベースにアイデアを広げる
もしかしたら、この要点だけを切り取ると難しく感じるかも知れません。
ただ、たいそうな事をしなくても個人レベルで小さな形でこの要点の内容を実現できると、かなり強固な事業展開を行うことが出来ます。
表面的にはAmazonの強みや凄さを物語っているように見えるが、読み手がどの視点を持って読むかで情報の引き出し量がかわる特殊な内容だとも思います。
いち消費者としてではなく、ビジネスの提供者の視点を持って、要点と照らし合わせて読んでみるとヒントを得られるかと思います。
正直、上で挙げた要点整理はかなり本質部分をついており、本当の意味で成功を手にするためにはかなり重要なことです。
そして、全てを上手く実践する事が出来ればリアルに成功を手にする姿がイメージ出来るようになってくるでしょう。
むしろ、考え方や見方の角度を少しズラしていくと成功したいのであれば、上記の要点意外の部分は避けると良いと思います。
何よりその人に合った状況や身なりにあった戦略を組むのが最も最重要課題となるので、客観的なおかつ、感情を抜きにして冷静に判断する必要性が問われます。
Amazonから見ればリスク許容度のある行為だとしても我々からするとリスキーな行為に見えたり、人によってリスクも変動します。
こういった目に映りにくい部分も踏まえてあなたなりの戦略を組めるかどうか?が成功の鍵になりますし、戦略的に破綻したものではなく、現実的なものに落とし込んだ上で戦略策定してみてください。
また、戦略というのは引き出しの多さやレパートリーを増やしてナンボなので、色んな戦略本を見ておくとアイデアが出やすいです。
その意味でも本書はオススメになると思いますよ。