本との日々

本好きな運営者がオススメのビジネス書を読んで個人的に得たことを気ままに書いていくブログです。 ビジネス書と言っても特定の分野やジャンルに縛られる事なくマインドセットから具体的なノウハウ、さらに使い勝手の良いフレームワーク、また従業員としてのキャリアアップなど、ビジネスや従業員問わず、仕事として一括りにレベルアップに役立つ書籍を好んで記事にしています。 また評価のポイントとして、本質を捉えている事や個人でも仕事に活かせやすい内容であるという実用性を考慮しながら運営者個人の独断での判断にて評価しています。

起業当初の集客についての考え方

起業を開始した人が悩む問題として資金に続き集客があると思います。

 

前回から紹介している起業一年目シリーズの集客に特化した内容が書かれている書籍が参考になるので詳しく取り上げてみます。

 

【書評】集客の起業一年目の教科書は使えるのか?

結論から言うとオススメできます。

ビジネスをするなら誰しもが悩む集客についてですが、今回評価できる点は小手先の手法にとらわれない普遍的な集客についての考え方がまとめられている点です。

 

ありがちなミスとして小手先の手法やテクニックの方に走ってしまう事が挙げられます。

 

そして、もっと効果的ややり方や方法を求めてしまう人も少なくありません。

 

効率や効果的な結果と言うのは、得られるものであって、求めるものではありません。

その辺りも踏まえて本質的な内容が解説されていますし、本質さえ捉えさえすれば、この話が綺麗にまとまるかと思います。

 

集客の集客の起業一年目の教科書の評価

集客に失敗する人の多くが小手先の集客法に固執しすぎる点にあります。

 

もう少し具体的に例を出していくとすると、Twitterを使いましょう。YouTubeを使いましょう。交流会に行きましょうと言った話の類ですね。

 

こういった先っぽの方法論はあくまで集客の為の手段の1つであって、大切なのはなぜ集客においてその媒体を使う必要があるのか?という点です。

私もビジネスを開始した当初は小手先の集客方法にばかり目が行きがちになってしまい、誰を集めたいのか?オファーはどうするのか?顧客の悩みや問題は何か?引きは作れているか?など普遍的な部分を疎かにしていました。

従って成功者と同じ媒体を使い同じ様にやっているのにも関わらず上手く集客が出来なかったのです。

私の体験から通して言える事は普遍的な部分や本質を理解した上で集客活動をすれば、媒体の規模は小さくても集客が出来るようになってきます。

 

最初は各媒体ごとに1人、2人と少ない集客数しか集まらないかもしれませんが、その小さな集客数でしっかりと数字に繋がる事や小さな積み重ねで大きな結果になる事を理解する必要があります。

 

集客の起業一年目の教科書の要点整理

  • 集客は普遍と本質から抑えるべき
  • まずは最初の1人のお客さんを見つける
  • なぜその集客活動をするべきか?の問いが大切
  • 小手先の集客法はあくまで手段の1つである

いまいち集客が出来ない方や集客について本質的な部分にこだわった事がない方はぜひ1度目を通してみてはいかがでしょうか?

なぜ上手く集客出来なかったのか?本当の理由が理解できますし、集客するという感覚が実際にどういう事なのか?その感覚値を身につける事ができます

 

感覚値が身につくと言うことは実体験として、実感が得られるという事なので、具体的であり、なおかつ、鮮明にイメージを描くことが出来るようになります。

そして、ビジネス的に数字をベースにしていくことで、集客や売上をコントロール出来るようになっていきます。

 

分かりやすく言うならば、あなたと同じタイミングで新しい事を開始した人が大きな結果を手にしていて、それを目の前で見た時、自分もできるという実感が湧いてきますよね?

まさにそんな感覚を得られます。

 

ぜひ、手にとって参考にすると良いでしょう。

 

誰でも無理なく継続的にお客様が集まる 起業1年目の集客の教科書

誰でも無理なく継続的にお客様が集まる 起業1年目の集客の教科書

 

 

 


 

 

 

起業開始時のお金の問題はどうする?

 

起業を開始した段階でのお金の問題というのは誰もが抱える問題の1つになります。

 

前回も記事のテーマに書かせてもらった起業一年目の教科書に続き、お金編としてお金に特化した考え方がまとめられているので、少し読み解いていきます。

 

【書評】お金の起業一年目の教科書はどうなの?

起業するにおいてボトルネックの1つになるのが「お金がない」という問題だと思います。

お金があるだけで選択肢は広がり精神的な安定をもたらす事は間違いないですし、実際にやれる事がかなり増えていきます。

労力や時間をかけていたものをお金を使うことによって、カバーすることもでき、スピード感を持ってビジネスを育てる事が可能になります。

 

しかし、お金がないからこそ現状を何とか変えていきたいと考えるのもまた事実だと思います。

お金がないからこそ、お金の問題に直面しているからこそ、お金が欲しいと考えていると思うし、困っている今だからこそ、お金を得たいのだと思います。

 

この様に紐解いていくと、お金がない時にこそ、どの様に立ち回っていくのか?が大切な考え方であり、大切な要素になってきます。

 

お金がないからと言ってできる事はないのか?と問われればそうではないし、その選択肢を与えてくれるのが本書です。

 

【書評】お金の起業一年目の教科書の評価

 

お金がないのであれば、ないなりの行動ができる

この視点は個人的には好きな考え方です

 

結局、成功出来る人は自分の置かれている現状の状態で出来ることをしっかりとやる人だと思います。

特に最近はインターネットの発達により、無料でもかなり広範囲の活動をカバーする事が出来ますし、極論を言えば調べごとをしたり、調査をする事はお金がなくても出来る事なのです。

 

出来ることをやらない人は仮にお金を持っていても成功出来ないと言うのが著者さんの一番のメッセージだと考えます。

 

最近は私もお金に対するリテラシーを高める事に敏感になっていて、色んな情報を入れていますが、本書籍に関しては初心者向けでありながらも、実用性を重視されているように思います。

 

また、お金と労働、時間など様々な価値判断のケースも紹介されていて、お金という抽象概念を少し具体化出来ると思います。

 

また、多くの人がお金という概念に振り回され、固執しすぎているという事も理解できるでしょう。

 

【書評】お金の起業一年目の教科書の要点整理

  • お金と起業についての考え方を整理できる
  • お金がなくても出来る事はたくさんある
  • 今出来る事をやらない人はお金があっても成功は出来ない
  • お金と様々な価値に対する考え方

タイトルにある様に起業一年目の人に向けてのメッセージなので、初心者にとっても取っ掛かりやすい内容です。

 

これまでにも書きましたが一番のメッセージは「お金がなくても出来る事はたくさんある」この視点を持つ事にあると思います。

 

起業とお金は密に関わる事なので必ずついてくる問題ではありますが、本書の内容を理解しておく事で、視点が柔軟になり、自分の現状に合わせた臨機応変な対処が出来るようになるでしょう。

 

簡単に言ってしまえば、お金を増やすという行為は難しい事ではなく、支出よりも収入をいかに増やせるか?という部分だけです。

 

むしろ、それさえ改善できれば物理的にお金は増えていく仕組みになっています。

 

そんな中で、多くの人がお金に困ってしまうのは、お金の使い方による選択ミスだと思います。

もしくはお金を使う順番とそれを徹底的度合いで実行に移せていないという点だけです。

 

我々の持つリソースは、限られている訳ですから、その中でどうやりくりを行うか?その選択のチョイスの結果が今なのです。

 

その視点で本書を読み解いていくと、良い発見がありますし、変わるきっかけを掴めると思います。

 

 

ゼロからいくらでも生み出せる!  起業1年目のお金の教科書

ゼロからいくらでも生み出せる! 起業1年目のお金の教科書

 

 

 

起業一年目の人が読むべき本

起業を開始した1年目の人が読むべき本の入門書として本書があります。

 

起業したいけど、何から始めれば良いかわからない。

リスクが大きいのではないか?細かいテクニックややり方はどうするのか?など不安に思う方やチャレンジに対する恐怖心がある人も多いと思います。

 

そんな方にはぜひ、手にとって欲しい一冊なんですが、起業をしている私から見てもオススメの内容でしたので、そのあたり、記事にて詳しくまとめてみたいと思います。

 

【書評】起業一年目の教科書の内容は本当に起業一年目にとってオススメか?

結論から言うと、起業一年目じゃなくても思うように結果が出ていない人にとって気づきがある内容です。

マインドセットに寄った内容展開に思われがちですが、割と実用的な内容です。

個人的にはとっつき易くオススメできる内容ですね。

 

起業一年目の人が陥るようなアイデアに関する考え方、お金に対する考え方、集客に関する考え方、商品やサービス、時間、コミュニティへの所属など全体的な流れや内容を把握できる一冊です。

 

ビジネスでは基本的に掛け算の思考なので、どれか1つの要素でも欠けてしまうと結果は得られなくなります。

従って完璧でなくても満遍なく変数を伸ばしていく必要がありますし、本書の内容は満遍なくビジネス全体を成長させる事ができる内容になっています。

 

さらに、起業一年目の人に向けて書かれているので、起業を開始した人の問題や悩みが事細かに解決でき、痒いところに手が届く、そんな情報が整理されているように思います。

 

特にネットやリアルに固執する事なく、本質な話から理解を深められるので、他の手法やテクニックに応用しやすいと思います。

 

ここだけを切り取ると専門性がないのがデメリットに移りますが、専門分野に特化する前にまずは大まかな全体図を把握しておく事が大切だと考えています。

その点を考慮すれば本書をまずは手に取っておくと起業に対する要点を抑えられるし、無駄な失敗の部分は避けられると思います。

 

起業一年目の教科書の要点整理

  • まずは小さく行動してみる
  • リスクはコントロールする
  • 時間を捻出する事を優先する
  • チームや他力を使う事によるマインドセット

 

多くのビジネス書の場合リスクを考慮せずに表面的な言葉だけで起業を推進する声が多いです。

従って表面の言葉だけを真に受けリスクを考慮したチャレンジ性無謀な行動に対しての見境が取れない人も少なくはありません。

 

その点、本書は現実的な内容の元、起業によるチャレンジ性を推奨されているのでオススメできる内容だと判断しました。

 

今やインターネットが発達しているので、個人が一人でビジネスを所持するのは難しくない時代に突入しています。

その為起業に対する表面的なリスクや金銭的なリスクはほとんどない状態からスタートする事も出来ます。

 

この辺りのマインドセットの整え方や起業して浅い人が陥りやすい間違ったチャレンジの方法なども分かりやすく理解できます。

 

基本的にはマインドセットを整えた上でマーケティング、そしてノウハウやテクニックの順で積み上げていかないと、思うような結果は得られません。

 

なので、断片的な書籍の内容から自分で良い流れに接続して結びつけないことには実用的に使う事も難しいでしょう。

 

その点においても、これから起業する人が起業における流れや全体図を把握するには1度目を通して欲しい書籍になります。

 

起業1年目の教科書

起業1年目の教科書

 

 

お客さんの求めている事を簡単に知る方法

 

あなたはお客さんがあなたへ求めている本音を知りたくありませんか?

もし、その本音を知ることさえ出来れば、容易に売上を高めていく事が想像できるのではないでしょうか?
しかし、お客さんの本音を深く知るのは簡単ではありません。
なぜなら、お客さん自身が本当に求めている事に気づいていない、もしくは気づいていても言語化して表現する事が出来ない人が多いからです。
しかし、たったA41枚のアンケートを実施するだけで、お客さんのニーズを知る事が出来るようになります。
そのノウハウをまとめられた書籍をここでは紹介していきます。
 

A41枚アンケートで利益を5倍にする方法はなぜオススメなのか?

ビジネスをしていてお客さんのニーズをリサーチする際にこちらの書籍が非常に役に立ったのでオススメしたいのですが、

ビジネスパーソンにとって最も知りたい事は「お客さんのニーズ」だと思います。

むしろ、ニーズさえ抑えておけば上手く行くのがビジネスと言っても過言ではないでしょう。

なぜならお客さんが求めているものを提供出来ればサービスが売れるのは必然だからです。

 

A41枚アンケートで利益を5倍にする方法の評価

ニーズが分かればビジネスは上手くいくのだが、ニーズを理解する事は容易ではありません

人はついつい主観的に物事を主張しがちな生き物ですし、お客さん自身もニーズが顕在化できておらず、悩みや問題点を言語化して説明できないケースも多いです。

だから、大事なのは、お客さんからニーズを聞き出す質問力なのです。

どういう聞き方をするか?どういう質問をするか?によってお客さんのニーズを引き出せる深さが変わります。

こちらの書籍はその辺りをA41枚のシンプルな質問だけでニーズを把握できるという優れものです。

実際に私自身もお客さんのニーズを聞き出す質問が苦手でした。

何を聞くべきか?どうしたら応えてくれるか?どうしたら潜在的なニーズまで引き出せるか?悩んでいました。

そもそも質問力に対する理解も浅かったと思います。

それではダメだと思い本書を手に取ったところ、この問題を1発で解決できましたし、現在もこのノウハウのみを利用しています。

また、汎用性はかなり広く、アンケート形式でなくても直接対話をしたり、オンライン上でのやり取りの中でも、応用する事で使い勝手は思ったよりも広いですよ。

 

A41枚アンケートで利益を5倍にする方法の要点整理

  • ビジネスは顧客理解を深くした人が勝つ
  • 顧客のニーズは潜在的な部分まで知る必要がある
  • 顧客が求めているものを提供すると商品が売れる
  • 顧客のニーズを引き出すためには質問力が大事
  • A41枚のシンプルな質問だけで顧客のニーズが把握出来る

 

質問力という角度の情報は近年こそ少しブームになりましたが、A41枚というシンプルな構造でニーズを把握出来るノウハウはこの本書でしか手に入らないと思います。

さらに書籍なのでコスパが非常に優しいですし、実際にビジネスに取り入れる事で費用対効果を大きく発揮できる内容だと思います。

 

インターネット上に仕組みを作るにしても、商談の際に対面で対応していくにせよ、大事なのは相手の問題を上手く引き出す事です。

 

セールスを決めるならば問題提起の共有こそしっかりせよ、と言われるくらい問題認識をさせる力が求められるのです。

 

その問題を共有し、提起する為には顧客の思う本音を浮き彫りにし、言葉に出来ないようなモヤモヤをズバッと訴求しなければいけません。

 

この書籍の内容は個人ビジネスであってもアンケートフォーム、直接の無料相談などケースに合わせて応用も効きますので状況に合わせて利用してみると良いでしょう。


  

新世界を読んでわかるたった1つのお金の本質

お金の本質というテーマはどのビジネス書でも語られる事です。

ただ本質という言葉も曖昧な定義なので、本質という言葉だけを聞くと嫌気がさしてしまう人も多いのではないでしょうか?

 

今回の新世界に書かれている内容を理解すればお金について一段階グッと深く理解出来るようになり、売上アップに繋げられるヒントが書かれています。

 

【書評】新世界を読んでわかるたった1つのお金の本質

新世界にて定義されているお金とは「信頼を数値化したもの」と定義されています。

 

つまり、この書籍にて伝えたい事はお金を稼ぎたいならば信頼を稼ぎなさいというメッセージだと思います。

 

新世界の中ではクラウドファンディングを例にして説明されているので、物凄く分かりやすいですし、本質に気付きやすいと思います。

人がお金を支払う時はどういう時?何故お土産は買うの?必要なものを人は買い物するのか?全ての話が繋がってきます。

 

新世界の評価

お金を稼ぎたいならば信頼を稼ぎなさいという言葉はかなり的を得ていて、今の時代にもマッチしている事から本書籍は高評価です。

 

著者さんも非常に先見の目が良く戦略家なので、彼の動向を追う事はベターな選択肢だと思います。

 

我々の考え方の起点としてお金を基軸に考えてしまいがちにもなりますが、本作の中で「お金がないのにお金に困っていない」というエピソードは考え方や視点を柔軟にしてくれるでしょう。

 

メタファーとしてクラウドファンディングが使われていますが、ビジネスでの売上アップや給与においてもお金をもらうという観点では同じ理屈が通ると思うし、各々の状況に合わせて置換する事で実用性は高いと思います。

今の時代は「換金装置」は揃っているという言葉のチョイスもかなり的を得ているし、信用稼ぎという視点と話の辻褄もベストマッチしている。

 

例えば、最近流行りのココナラというプラットホームがあります。

今まで経験してきたスキルや体験を販売する事が可能ですが、いわば、ココナラは体験やスキルを換金できる装置なわけです。

 

つまり、ココナラというプラットホームそのものが収益性をもたらすのではないという点、そして、プラットホームにスキルや体験を通して、ようやく換金が可能であると。

 

この本意を知る事が出来れば、かなり結果を得やすくなりますし、間違った方向に進むのを防ぐ事ができます。

 

新世界の要点整理

  • お金は信用を数値化したものである
  • お金よりも信用を稼げ
  • 溜めた信用を換金する装置は揃っている

 

お金を信用という観点から分かりやすい解説をされているのはこの書籍くらいでしょう。

時代にあったクラウドファンディングというプラットホームをメタファーとして使われている点も良いです。

 

今後の時代は商品やサービスが溢れ、消費行動も抑えられる事から、お金稼ぎを軸に物事を考えると失敗しやすいでしょう。

 

つまり、お金を稼ぐ装置が揃っているのではなく、あくまで換金装置である。

 

これを踏まえて信用について理解を深めると一段とレベルアップを目指せるので、オススメの一冊となるでしょう。

 

あなたが信頼を積み上げるべき行動と人は誰なのか?そんな事を考えながら人生の目的に照らし合わせ行動選択を出来るようにしましょう。

 

新世界

新世界

 

 

理念が人生にもたらす影響力

 

理念と聞くと、企業理念とか、何かの組織や団体が掲げるものと捉える人も多いのではないでしょうか?

私が個人でも理念を大切にする様になったきっかけとしてビジョナリーカンパニーという書籍を読んだ事ですが、これは直感的に個人でも掲げて生きていくべきだと感じました。

 

ビジョナリーカンパニーを日本語に直訳すると理念経営という意味になりますが、事業理念を持つことによる重要性はあまり理解されずらい部分だと思います。

ここでは理念についても含め本書の評価をしていきたいと思います。

 

【書評】ビジョナリーカンパニーがオススメな理由

会社経営をされている方や個人で事業をされている方にとって、事業を長く継続するという事は永遠のテーマだと思います。

 

  • 売上を上げたい
  • 集客したい
  • ブランド性を獲得したい
  • 優秀な従業員を雇いたい
  • 優秀な後継者を育てたい

 

事業を安定して長く継続させる為の要素として様々な角度からの打ち手がありますが、これらすべてにおいて問題解決となる土台になるのが「理念」になります。

今後の景気の悪化や人口減少が予測される日本のマーケットでは特に「ファン化」が重要となり、「ファン化」に伴う問題解決策も「理念経営」が非常に重要なポイントとなってきます。

わかりやすく言うなら、あなたのビジネスにとって消費者と提供者の双方が共通して目指すゴールの事を指します。

従って、このタイミングで理念における概念や経営の方法を学ぶ事は非常に大切なのです。

ビジョナリーカンパニーは特に理念経営における本筋がわかりやすいと思います。

 

ビジョナリーカンパニーの評価

本来「理念経営」という抽象概念な話は重要性に気付きにくいと思います。

しかし、事業を長く存続させるという角度の切り口から理念経営の大切さを説いている本書は非常に評価するべき点だと思います。

実際に、私自身も個人で事業を営んでいて、事業を行う行動の原動力や自分の事業活動に対する理念を共有できる人をお客さんにしたいと考え、理念経営の考え方は取り入れています。

小手先の手法に対しての共感者ではなく、根本的な事業活動においての共感者を集める事で、強烈なファン化に成功し事業の安定化を実感していますし、事業関係各社とも理念を通して仕事をする事で良い関係性を構築する事に成功しています。

 

良い理念と悪い理念の判断基準としては、周りの人に言え、応援してもらえるかどうか?

の基準をもって判断してみると良いでしょう。

もし、理念を人に話せないのであれば、ダメですし、利己的な理由過ぎて応援してもらえないならなおさらダメです。

 

ビジョナリーカンパニーの要点整理

  • 理念は理想の共感者を集める事に役立つ
  • 理念に共感した協力者を集める事で全員の満足度を高める事ができる
  • 活動指針を決める際も理念を軸とした考え方ができるようになる
  • 結果的に長く安定した事業を作る事ができる

 

数々のビジネス書がこの世の中にリリースされているが、理念からここまで深く解説されているビジネス書はめったに出会わないと思います。

ただし、理念経営はビジネス経験の浅い人ほど難しい話になる可能性がありますが、逆に個人経営で理念に基づいた活動を行えているビジネスパーソンも少ないので理念経営を取り入れるだけでビジネス活動そのものの差別化になるのではないか?と考えています。

 

特に個人起業家においては全く関係ないと見向きもされない内容でもあるので、理念の大切さに気づいて欲しい思いがあります。

 

事業をやるにおいてのスジも通るようになるし、漫画版もありますので、ビジネス初心者さんは最初に漫画版から読むことで理念経営に対する内容へのとっかかりは掴みやすいと思います。

 

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

 

 

金持ちと貧乏は何で生まれるのか?

 

実業家、投資家などすべてのビジネスパーソンであるならば、一度は目を通す入門書的な立場にある書籍である「金持ち父さん貧乏父さん」。

 

金持ちと貧乏が何故生まれてしまうのか?その答えになる考え方や理由を知る事が出来ます。

 

ここでは「金持ち父さん貧乏父さん」が本当に伝えたい事、そして誰にとってのメッセージ性であるのか?改めて評価してみたいと思います。

 

【書評】金持ち父さん貧乏父さんはどんな人におすすめか?

ズバリ、「お金持ちになりたい人」にとってオススメの書籍になります。

 

金持ち父さん貧乏父さんのタイトルにあるように、この書籍の中でのメッセージ性は1つで「お金持ちになる為には?」という問題に関する答えが用意されています。

 

この資本主義社会のシステムの中でどのように立ち回る事がお金持ちになる事に繋がるのか?本質的な部分から金持ち父さんと貧乏父さんの両者を比較した上でストーリーが進んでいきます。

 

もし、資本主義の社会にて勝ちたいのであれば、その方法は2つしか考えられません。

 

1つ目はルールを自分で作ること。

2つ目はルールを知った上で上手く立ち回ること

 

の2つです。

 

現実的な話としてルールを作るのは現実的ではないので、正しくルールを知り、ルールを上手く使い立ち回るのが唯一の勝ち方であると。

 

これだけ聞くと抽象化された話に聞こえるでしょうが、ここを詳しく解説されているのが本書になります。

 

金持ち父さん貧乏父さんの評価

お金持ちになりたい自分で事業を持ちたいと考えている人ならば、必ず一度は目を通しておくべき書籍の1つと私は考えています。

 

ラットレースを抜け出し資本家や投資家側へシフトしていく重要性が力説されており、このメッセージこそが、資本主義社会においてお金持ちになる答えなのです。

 

特にこれからお金持ちを目指す人にとっては、お金持ちになる為の仕組みの全体像を知る事ができます。

 

ポイントは先に本質的な部分、全体から抑えていくのが大切です。

 

その理由は、いつの時代にも変わらない普遍的な部分を理解できれば、時代の変化に常に対応でき、長く安定的な事業を作る事ができるようになるからです。

 

最新のトレンドなど表面的な部分は時代によって移り変わっていきますが、マーケティングや戦略、資本主義のシステムなど、普遍的なテーマであれば一向に変わる事がありません。

 

本書がこれほど長く名本として語り継がれてきたのも本質的な話がベースになっていたのは間違いないでしょう。

 

私自身、最初に目にしたビジネス書がこちらの書籍だったので、運がよかったと思っています。

 

私の知り合いも含め上手くいく起業家さんの多くが、本質的な話から取り入れ、そこをベースに最新トレンドなどのテクニックを加えていく人が多いです。

 

逆にノウハウやテクニックをベースに物事を考える人は情報に振り回され続ける道を辿る傾向が多いです。

 

金持ち父さん貧乏父さんの要点整理

  • お金持ちになる為には資本家側に回る必要がある
  • ラットレースをどこかのタイミングで抜け出していく必要性がある
  • 労働収入以外の収入を目指すべきである

 

金持ち父さん貧乏父さんのデメリット

金持ち父さん貧乏父さんはお金持ちになる為の全体の流れを把握する事には向いていますが、具体的な手法やテクニック面の話はありません

 

従ってデメリットがあるとするならば、具体的な方法論や道筋まで学ぶ事ができない点でしょう。

 

お金持ちになる為に全体的な仕組みや流れを把握し、そこから具体的なやり方や方法論は自分で見つけ出す必要があります

 

ただし、お金持ちの全体像を知れるだけでも一気に視点が広がり、自分の可能性を知れることに繋がりますし、具体的に未来を変える行動を選択するきっかけをくれる書籍になる事は間違いないです。

 

ぜひ、お金持ちになりたい人はこちらの書籍を手に入れ、世の中のお金持ちの全体についての理解を深めてみてください。

 

金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん