これからの時代は個人の時代だと言われています。
実際に企業から個人へ仕事を依頼する事も増えていますし、個人が輝ける環境も整って来ています。
そんな個人時代を表した一冊が、言わずと知れたホリエモンこと堀江さんの多動力。
有名本なので手にした方も多いと思いますし、気になる人も多いのではないでしょうか?何でもそうですが、知識として吸収する事は良い事ですが、できれば学習した事を実用的に使えてこそ本来の目的だと思います。
ここでは私が個人向けに解釈した形で本書の内容について意見を添えた形で書評を行ってみたいと思います。
多動力の内容を個人向けに使えるように解釈してみる
本のタイトルにあるように「多動力」とはどういう意味なのだろう?色んな角度からの解釈があると思いますが、この言葉はこれからの時代を象徴し指し示す言葉だと私は捉えています。
つまり、「1つの事だけに集中すると全体が崩壊する為、リソースを戦略的に分散する術を身に着ける必要がある」個人向けに解釈するのであれば、こういうメッセージを投げかけているのだと思います。
もう少し深く掘り下げるとホリエモンの言葉で有名な言葉として「素人革命」という言葉があります。
個人が活躍しやすい環境にどんどん変化してくるだろうという事ですし、現に個人のスキルや経験を仕事に変えるプラットホームがたちまち増えてきています。
多動力という言葉もここに深く繋がってきます。
要は個人が持っているスキルを活かせる場所が増加するにあたって、多様性のある場所を活用する事と、スキルの多様性を持たせることが新時代を生き抜く為の多動力であるという意味なのです。
実際に私も個人でビジネスを開始してからこの記事を執筆している段階では4年目に差し掛かるので、起業当初に比べて環境の変化を実感しています。
昔は流行していた手法が今は全く使えなかったり、世の中を席巻していたサービスがなくなったり、逆に昔はダメだったけど、ここ最近になって再噴火してきたものなど、常に時代と共に変化は著しいです。
また、プロ級のスキルだけでなく、プロ未満、素人以上の仕事の取引きも増えてきて、個人が請け負える仕事の需要も増えてきています。
そんな中で1つの仕事や環境、スキルだけを追い求めていくスタイルは時代に合っておらず可能性やチャンスを失ってしまう事に繋がる。だからこそ多動力が求められるのです。
多動力の要点整理
- 今後は個人のブランド化が大切な時代になる
- やりたい事や熱中できることに没頭せよ
- スキルとスキルの掛け合わせが新しさを生み出す
- 好奇心と集中力がすべて
ホリエモンこと堀江さんは非常に個性的であるがゆえ、色んな捉え方や誤解を招きやすい人かもしれませんが、「自分の感情に素直に従い人生を生きろ」という強いメッセージを届けたいだけなのだと思います。
そして、堀江さん自身がその言葉通りの人生を歩み、自らが実行に移しているのでしょう。
やりたい事だから熱中し、好きな事だからハマる。
そして、好奇心があるがゆえに自然に量をこなす事に繋がり結果をもたらすだろうと。
結局、多動力で言いたい事は、「自分の感情に素直に生きろ」という一言だけなのかもしれない。
もともと、日本人の象徴でもありますが、完璧主義やナンバーワン主義が多く、本当に自らが持つ可能性を信じられない人も多いです。
そんな、特徴柄、チャンスを潰してしまう事に繋がり、強気に行動できない人も多いです。
誰が決めたのかわからないようなしきたりや常識などに縛られて、変わりたい欲求を心の奥底に封じ込め周りと同じことをして生きていく。
そんなジレンマを抱える人が大半でしょう。
今、我慢だらけの人生の中で活きているのなら必ず新しい価値観を発見させられる一冊になると思うのでぜひ読んでみて下さい。
オススメです。